【むし女(おんな)】と呼ばれた私
これは、私が中学校2年生となったばかりの時の話です。
1年生の頃は、別の中学校へ通っていましたが、父の仕事の関係で引っ越すこととなり、2年生からまた新たな中学校生活をスタートします。
学校に登校し始めてすぐ、多目的ホールへ同学年全員が集まり、まだ見知らぬ大勢が見ている目の前で、私は自己紹介をすることになりました。
人見知りなうえ、かなりの緊張しいだった私は、上手く話せないまま自己紹介もすぐ終わり、クラスメイトの座っている元へと帰って一緒に並んで座ります。
私の他にも転校生がいて、全ての自己紹介が済むと、多目的ホールを出てそれぞれの教室へ戻りました。
休み時間になり、クラスメイトの女子2人が、
「男子たちが、トナカイちゃんのことを可愛いって言ってたよー。」
と、私に話します。
続けて、
「その後、トナカイちゃんのことを“むし女”って呼んでたよねー。」
と言うのです。
当時、私の髪型がツインテールだったため、2人はその髪型を見て、男子が「虫(むし)女」と呼んだんじゃないのかと思ったらしいけど、そうではなかったようでした。
私が自己紹介の後、クラスの列に戻るタイミングで「可愛いー。」と男子たちが言っていたそうなのですが、緊張していた私の耳には全く届かず、結果的に無視してしまっておりました。
つまり、私は「無視女」だった訳ですねー。(笑)
まぁ、残念な人生ばかりを歩んできましたが、それでも元気に楽しく生きてます。(笑)
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